溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)






「と、ととと、富里、さささ紗奈、でででです……」






「ふふっ、りょーかい。これからよろしくね、莉子ちゃん紗奈ちゃん」





「か、かっこいい……」






 紗奈ちゃんが、完全に恋する乙女だ。





「莉子、ここ座って」





 黙って私たちのやりとりを見ていた湊先輩が、しびれをきらした様子で口を開いた。自分の隣をポンッと叩いて、私に目で訴えてくる。





「は、はい!」





 こくりと頷いて、慌てて湊先輩のほうへと駆け寄った。隣に座ると、湊先輩は満足げに微笑む。






「食べよ」




「そうですね」





 あ、湊先輩はパンなんだ。メロンパンをもぐもぐ食べる湊先輩が、なんだかかわいい。一方で、いまだに朝日先輩に見とれて固まっている紗奈ちゃん。