溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 授業終わるの遅れちゃったし、私たちのほうが先ってことはないかな?





 ゆっくりと屋上の扉を開ける。ふわりと風が吹いた。





「……あっ」





 扉を開けた先に、奥のベンチに座る湊先輩と、一人の男子生徒の姿を見つけた。湊先輩も私たちに気づいて、こちらを向く。






「莉子、こっち」






 そう言って手招きしてくる湊先輩に、こくりと頷いた。






「……う、うそ」






 ん? 隣から聞こえた、紗奈ちゃんの声。困惑しているような声色に、首をかしげる。






「紗奈ちゃん?」






 固まっちゃって、どうしたんだろう?






「あ、あさ……あああ、朝日せんぱ……」






 ……え? 朝日先輩?