溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 お弁当を持って紗奈ちゃんに声をかける。朝から気合いの入った様子の紗奈ちゃんは、ゆっくりと立ち上がって言った。






「ついに来た、いざ決戦の時!」






 決戦って、あはは……。






 すぅー、はぁ……と深呼吸を繰り返している紗奈ちゃんと一緒に、屋上へと向かう。そういえば、屋上に行くのは初めてだなぁ。






うちの中学の屋上は珍しく立ち入り禁止ではないけれど、屋上は先輩たちのものというイメージがあり、下級生はあまり使わない。だから、ちょっとドキドキする。






「あー、緊張してきたぁ!」





 隣の紗奈ちゃんは、私とは違う意味でドキドキしているみたい。





「もう来てるかな? 湊先輩たち……」