溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 私は、率直にそう思った。湊先輩は、一瞬驚いた表情をしたあと、照れ臭そうに笑った。







「ありがと」






 うれしそうなその笑顔に、またしてもどきりと胸が音を鳴らした。イケメンって……ずるいなぁ。どんな顔をしてもかっこいいなんて……。そんなことを思っていると、見慣れた道に差しかかる。






「あっ……私の家、あそこです」






 道から見える赤い屋根の自宅を指さして、家に到着した。





「送っていただいて、ありがとうございました!」






 なんだか、あっという間だったな。いつもは長く感じる帰り道が、一瞬に感じた。同時に、湊先輩と離れることに寂しさを感じている自分に驚く。






「楽しかった。また一緒に帰ってくれる?」




「はい、もちろんです」