いろんな顔を使い分けて、騙して裏切って、平気で嘘をつける生き物。どれだけ仲がよくても、裏では何を言っているかわかったもんじゃない。それが、普通で――。
「違うよ」
――え?
「え?」
俺の心の声と、小森の友達だろう女子たちの声がシンクロする。小森が発したのは、予想していなかった言葉だったから。
「僻む?とか、わからないけど、紗奈ちゃんはすごく優しいよ」
俺は、ボールを持ったまま、動けなくなった。
「偉そうに見えるのはきっと、しっかりしてるからだと思う。紗奈ちゃん頼りになるもんねっ」
――変なヤツ。
小森を初めて会ったとき、そう思った。でも……違う。こいつは変なヤツなんかじゃない。ただ……心がきれいなんだ。
「違うよ」
――え?
「え?」
俺の心の声と、小森の友達だろう女子たちの声がシンクロする。小森が発したのは、予想していなかった言葉だったから。
「僻む?とか、わからないけど、紗奈ちゃんはすごく優しいよ」
俺は、ボールを持ったまま、動けなくなった。
「偉そうに見えるのはきっと、しっかりしてるからだと思う。紗奈ちゃん頼りになるもんねっ」
――変なヤツ。
小森を初めて会ったとき、そう思った。でも……違う。こいつは変なヤツなんかじゃない。ただ……心がきれいなんだ。

