溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 その言葉で、改めて確信した。小森は、きっと平等に接している。誰のことも特別扱いせず、誰にでも優しく。だからあいつからは、俺が知ってる他の女子みたいに、主張の強さが感じられなくて心地よかったんだ。




・保健室の天使・……か。あながち間違ってはいないかも……と思った瞬間、そんな自分の思考が恥ずかしくなった。





 ……っ、あ。リフティングが乱れて、ボールが小森たちのほうへ転がっていってしまう。どんな凡ミスだよ……と思いながら、急いでボールを取りに走る。







小森たちの十メートル手前くらいで、ようやく止まったボールを拾う。幸い小森たちは俺たちに背を向けて座っていたので、近づいても気づかれなかった。ボールを取って、戻ろうと思ったとき。





「ねえ、紗奈って最近鬱陶しくない?」