溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)






「そうだったんですね! それじゃあ、私が消毒してもいいですか?」





 頷いて、「どうぞ」と勧められるままイスに座る。






「あっ、思ってたより治りが早いですね。よかった……」






 俺の傷口を見て、女子は本当に、心底ホッとしたような表情を見せた。





 ……っ。他人のケガなのに、どうしてそんな表情をするんだろう。






「……あんた、名前は?」






 自分から女子に名前を聞いたことなんて初めてだった。とにかく知りたかったんだ、この子のことが。もっともっと、知りたいと思った。





「え? ……こ、小森莉子です!」





 小森、莉子……。なんか小動物みたいな名前……お似合い。





「学年は?」




「一年です!」