いつだって顔だけで好意を持たれて、まるで俺は顔だけの人間だと言われているみたいだった。でも……この子は俺の顔を、一回も見なかった。
「はい、終わりです」
そう言って、さっと俺から離れたその子。それは女子嫌いな俺への、最大限の配慮に見えた。
「もし二日たってもよくならなかったら、病院に行ってください。結構ケガの具合がひどいので……替え用のガーゼをお渡ししておきますね」
笑顔でそう言って、俺のすぐ近くにあった机に、ガーゼを置いた。
「できれば明日も、消毒しに保健室に来てください。えっと……」
「……」
「明日の放課後は先生と、男の保健委員さんが担当なので安心してください」
「……」
「はい、終わりです」
そう言って、さっと俺から離れたその子。それは女子嫌いな俺への、最大限の配慮に見えた。
「もし二日たってもよくならなかったら、病院に行ってください。結構ケガの具合がひどいので……替え用のガーゼをお渡ししておきますね」
笑顔でそう言って、俺のすぐ近くにあった机に、ガーゼを置いた。
「できれば明日も、消毒しに保健室に来てください。えっと……」
「……」
「明日の放課後は先生と、男の保健委員さんが担当なので安心してください」
「……」

