溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

いつだって顔だけで好意を持たれて、まるで俺は顔だけの人間だと言われているみたいだった。でも……この子は俺の顔を、一回も見なかった。






「はい、終わりです」






 そう言って、さっと俺から離れたその子。それは女子嫌いな俺への、最大限の配慮に見えた。





「もし二日たってもよくならなかったら、病院に行ってください。結構ケガの具合がひどいので……替え用のガーゼをお渡ししておきますね」





 笑顔でそう言って、俺のすぐ近くにあった机に、ガーゼを置いた。





「できれば明日も、消毒しに保健室に来てください。えっと……」




「……」





「明日の放課後は先生と、男の保健委員さんが担当なので安心してください」





「……」