溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 大概は、自分は他の女子とは違うんだと言わんばかりのオーラを出してきて、むやみに近づいてこようとする。『あたしが女子嫌いを治してあげる』とか、意味のわからないことを口にする女子も何人かいた。それなのに……変なヤツ。





 たぶんこのとき、こいつの言うことを聞いたのは、あまりに変な提案をされたから、判断能力が弱まっていたんだと思う。これ以上抵抗するのも面倒になり、おとなしく近くのイスに座ってしまった。






 その女子は言葉通り、手際よく手当てをする。俺はなぜか目を瞑る気になれず、手当てをするそいつの手元をずっと見ていた。





 ……この女子、こっち見ない。ナルシストみたいだけど、自分が整った容姿をしている自覚はあった。……だけどそれを、よく思ったことはない。