溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「プレゼントなんだから、貰ってくれないと困る。貸して」





 箱の中のもう一つのリングを取って、私の薬指にそっとはめてくれた。指にはめられたリングをまじまじと見つめていると、堪えていた涙がポロリとこぼれた。






「う、うれしいですっ……」





「学校ではつけられないけど、ネックレス用のチェーンもあるから」





 先輩が、そう言ってふっと笑う。こんな素敵なプレゼント、生まれて初めてだ……。





「一生、大切にしますっ……」






 頬に伝う涙を拭って、リングのはめられた私の薬指をそっと触れる湊先輩。






「何年後かには、もっといいの渡すよ」




「……え?」






 何年後かって?





「今は意味、わかんなくてもいいよ」