溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)




「ん?」




 振り向きざま湊先輩の腕を引いて、顔を近づけた。湊先輩が、練習頑張れますように! そんな願いを込めて、ちゅっ……と頬にキスを落とす。




「……っ!?」





 みるみるうちに赤く染まる湊先輩に、頬が緩んでしまう。





「頑張ってくださいっ」





 応援してますっ!とつけ足して、送り出すように手を振る。けれどなぜか、湊先輩は出ていく気配がない。





「……無理、今ので離れられなくなった」





「え、ええっ!」





 子供みたいにぎゅっとしがみついてくる湊先輩は、本気で行く気を失ったらしい。困ったな……。でも、かわいい。どうやってやる気を取り戻してもらおうかと考えながらも、ひとまず抱きしめ返すことにした。