溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「でも……俺には莉子しかいないから……。莉子しか、いらないから、俺のこと、嫌わないで……」






 湊、先輩……。私、きっとすごく傷つけたのに、先輩から謝ってくれるなんて。無視されても仕方ないって思っていたのに、湊先輩は優しすぎる。






「嫌ってなんかないですよ」






 私が先輩を、嫌えるはずないのに。






「……ほんとに?」





「はい。大好きです」





「……っ」






 まだうまく力が入らなくて、それでも精いっぱいの力で湊先輩を抱きしめ返す。先輩の体が、ピクリと動いた。






「それに、謝るのは私のほうです……」





 湊先輩は謝ってくれたんだから……。私だって、ちゃんと言わなきゃ。