溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 体を起こして、湊先輩のほうを向く。貴重な湊先輩の練習時間を、無駄にしちゃったっ……。申しわけなくて、せめて一刻も早く湊先輩に戻ってもらおうと思ったのに、なぜか強く腕を引かれた。





 ……っ、え?






「…………嫌」






「……みなと、せん、ぱい?」





 どうして私……抱きしめられて、るの?






「……ごめん莉子。俺が悪かったから許して」






 私を優しくて抱きしめながら、耳元で囁いた湊先輩。





「あんな子供みたいなこと言って拗ねて、愛想つかされても仕方ないってわかってる」





 その声は、苦しそうに震えていた。ぎゅっと、私にしがみつくように、湊先輩は力を込めた。