溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 バタン、と、あたりに大きな音が響いた。それが自分が倒れた音だと、なんとなくわかった。ダメだ……体がいうこときかない……。もう、力、入んないや……。































「――莉子!!」






 遠くで私の名前を呼ぶ声が聞こえた。よく聞き慣れたはずの声なのに、久しぶりに名前を呼ばれた気がする。薄れていく意識のなか、やっぱりこの声が大好きだなぁと、思わずにはいられなかった。







「んっ……」





 ゆっくりと、視界が広がっていく。霞んでいた視界が少しずつはっきりして、白い天井が映った。






「……あ、れ?」






 ここ、どこだろう……。





「莉子!」





 声が聞こえて、横を見た。




「湊、先輩……」