溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 そう言ってくれるのはとてもうれしいし、ありがたい。でも正直、今はそれどころじゃなかった。宮口先輩とは、あまり話さないほうがいいよね。




ただでさえ昨日、湊先輩を怒らせちゃったのに……。何もやましいことはないけれど、湊先輩に誤解されたくないから気をつけなきゃ。そう思いつつ、よくしてくれる宮口先輩を無下にもできない。





 どうしたものかと困っていた私に、救いの手が差し伸べられた。






「キャープテン! サボりっすか?」






 グラウンドから、朝日先輩が走ってくる。






「ちゃんと練習してくださいよ」





「ふふっ、ごめんごめん」






 朝日先輩の言葉に、困ったように笑う宮口先輩。






「そろそろ戻るよ。莉子ちゃんも無理しすぎないでね」