溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 次の日、私は朝から一生懸命働いた。人手の足りないところへ行っては働いて、ボトルとタオルの補充は欠かさず確認して、ケガ人が出たら手当てをして……。






 湊先輩とはまだひと言も話せていないけど、少しくらいは力になれているといいな……。そんなことを考えていたら……なんだか、ぼぅっとしてきた。十一月の初めで、暑くもないのに、変な汗が止まらない。寒いのに暑いって……変なの……。





「莉子ちゃん頑張ってるね」





 少しだけ仕事が落ちつき、座りながらぼうっとしていると、頭上から誰かの声が聞こえた。顔を上げると、そこにいたのは宮口先輩。





「いえ……」






「朝から走り回ってくれてありがとう。ほんと、莉子ちゃんと富里さんが来てくれて助かったよ」