溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「謝んなくていいから、俺の機嫌取って」





 甘えるように、莉子の首筋に顔を埋める。甘い匂いが、鼻腔をかすめた。俺の頭を優しく撫でてくれる手が愛しい。俺だけに向けられたこの笑顔を、いつまでも独り占めしたいと願ってしまう。






「機嫌、よくなりましたか?」





「もう少しこうしてたらよくなる」




「はいっ」





 面倒くさい俺に呆れもせず、莉子はずっと頭を撫でてくれた。





「サッカーしてる湊先輩、すごくかっこよかったです。近くで湊先輩のこと見られて、合宿に来てよかったなって思いました……ふふっ」






 そんなことを言われたら、自惚れてしまいそうになる。






「なぁ、莉子」




 埋めていた顔を上げ、莉子を見つめる。




「はぁい?」