「なんなんですか、はっきり言ってください」
強めの口調でそう言うと、キャプテンはにっこりと微笑んだあと、スッと顔から笑みを消す。
「前に、告白したんだ」
「……は?」
キャプテンの言葉に、驚かずにはいられなかった。覚悟はしていたというか、キャプテンが莉子に気があるのはなんとなくわかっていたけど……。
「もちろん振られたけどね」
「いつですか、それ」
「七月。一学期さ、委員会が同じだったんだよ、僕たち。でも安心してよ。二人が付き合ってること知ってるし、かき乱すつもりないから」
当たり前だろ。つーか……。
「……もう好きじゃないからとは言わないんすね」

