溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)



 紗奈ちゃん、大丈夫かな? 心配で、ちらりと横目で顔色をうかがうように見る。視界に映った紗奈ちゃんは、私の心配とは裏腹に、平然とした表情を浮かべていた。






「はい、朝日先輩が人気なことくらい知ってます」





 それが何か?とでも言いたげな表情の紗奈ちゃんに、篠山先輩は一瞬悔しそうな顔をした……ように見えた。





 ……え?





「……そ、まあ有名だもんね」





 な、なんだろう、この険悪なムード! 紗奈ちゃんと篠山先輩の間に、見えない火花が散っているように見える! どうしよう……。





 一人であたふたしていると、部室の扉が開いた。誰か来てくれた……助かった!と思ったのもつかの間。入ってきた人物に、私はごくりと息を呑んだ。






 ――どう、して?