溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 またしても、ぎくっと嫌な音が鳴った気がした。さっきのことって……朝のこと、だよね……。私を見ながら、困った表情をしている湊先輩。申しわけなくなってきて、私はようやく口を開いた。





「あっ……あの、気にしないでください! 私も、気にしてないので……」





 そんな顔をさせたいわけじゃないのに……。





「私、鈍臭いですし……いてもきっと、迷惑しかかけないと思うので……」





 気にしなくていいと、平気だと伝えようと、必死に思いついた言葉を並べる。けれど、話している間にどんどん悲しくなってきて、視界が滲んだ。






「ダメって言われても仕方ないって、ちゃんと、わかってるので、あの、だからもうこの話は……」




「莉子。違うから! そうじゃない!」