溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)


「莉子?」





 すぐに振り返った湊先輩と目が合って、ぺこりと頭を下げた。





「何してんの? 二年の階で。こんなところにいたら危ないよ」






 駆け寄った私の腕を引いて、心配そうに見つめてきた湊先輩。






「あ、危ない?」





 いったい、なんのことかわからなくて首をかしげると、隣の紗奈ちゃんが深いため息をついた。






「一時間目、理科室だから移動中なんですよ。瀬名先輩、相変わらず過保護すぎます。あたしが見張ってるから大丈夫ですって」






「ああ、移動教室か」






 納得した様子の湊先輩に、私も「はいそうです!」と言って首を縦に振る。





「先輩たちこそ、どうしたんですか?」