「はい、あいてます」
「それじゃあ、デートしよ。この前の……仕切り直しさせて」
……デート? あ、明日?
「は、はいっ!」
「じゃあ決まり」
やった! 湊先輩とデートというのがうれしくて、頬が緩んでしまう。初めての、デート……。
「楽しみですっ」
目を輝かせて湊先輩を見ると、頭を優しく撫でられた。
「俺も」
えへへ、ほんとに楽しみ……。明日は、頑張っておしゃれして行こう! どんな服を着ていこうかと、今から悩んでしまう気の早い私。きっと頬がふにゃふにゃと緩んでだらしない顔をしているだろうけど、今は抑えられない。
「……ねぇ紗奈ちゃん。この二人、もう俺たちのこと見えてないんじゃない?」

