溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)




 まだ五分もたっていないけど、俺の名前を呼ぶ莉子の声が生徒会室に響く。





「わ、わかりました……言い、ます」







 ごくりと、息を呑んだ。顔を赤くしながら上目づかいで見つめてくる莉子。少しも視線を逸らさず、じっとそのかわいい顔を見つめて次の言葉を待った。もしその告白が、俺が思い描いたものなら……。





「わ、私……湊先輩のこと、が……好き、です」





 ――俺は世界一の、幸せ者になれる。一瞬、時が止まった気がして、息をするのも忘れた。でも、莉子の言葉ははっきりと耳に届いた。





「……莉子、本当に?」




 今、『好き』って言った?





「は、はい」





「それは……。恋愛感情として?」





「も、もちろんです……」