溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

「はい! 今日は親の帰りが遅くて、代わりに夕ご飯を作るからって言って、家に帰りましたよ!」





 ……よし!!






「……ありがとう。助かった」





 そういうことなら、今から走ればまだ間に合うはず。莉子のクラスも、終わったばかりみたいだし……。よし、急ごう。






 無我夢中で、廊下を駆け抜ける。冗談抜きで、サッカーの試合以上の力を発揮していると思うほどの全力疾走だった。靴に履き替え校舎を出ると、三十メートル程先によく知る小さな背中があった。






 ……いた!







「莉子!!」