溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)






「どんなかわいい子が話しかけても無視どころか、まったく相手にされないんだって」




「そ、そうなんだ」





 たしかに、それは病気レベルだ。





「それなのに……そんな先輩が告白って、莉子何したの!?」





 紗奈ちゃんの言葉に、私が聞きたいよとため息をついた。





「何もしてないから、私も驚いたの……」




「何もしてないのに……。んーまあ、莉子ならわからなくもないか」





 え?







「どういう意味?」




「あの瀬名湊に告白されてもおかしくないってこと」






 ……ん? ど、どうして? いったい何がおかしくないのか、紗奈ちゃんの言葉が理解できず、首をかしげた。






「ていうか、友達から始めるってどういうこと?」