溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)


 ドアにもたれかかるように、ズルズルとその場に座り込んだ。






 私、今日告白しようと思っていたのに。本当は、緊張で昨日もよく眠れなかった。湊先輩にちゃんと伝わるように、告白の言葉もたくさん考えて、必死に悩んで、それなのに……。伝えることすらできずに、失恋しちゃったの?







「湊先輩……」






 無意識に、その名を口にしていた。さっきの光景を思い出して、我慢していた涙が溢れ出す。今頃湊先輩は、あの女の人といるんだ。





とってもきれいな人だった。私とは違って、美人で、大人っぽくて、湊先輩に釣り合うような人だった。お似合いだって、思っちゃったっ……。







「心臓が、潰れちゃいそう……」






 ズキズキと痛んで仕方がない胸を押さえ、声を押し殺して泣いた。