溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)

 今すぐ、好きって言いたい……。一瞬そんなことを思ったけれど、ハッと我に返る。今じゃない。今言ったら、ほだされたみたいだから、ちゃんとお互い普通のときに……冷静なときに伝えなきゃ。






告白する言葉も、ちゃんと考えたい。テストが終わった日に、ちゃんと……。







「いえ、なんでもありません。それより、そろそろ教室戻りませんか? 授業が……」






 はぐらかすように言うと、時計を見て、湊先輩が抱きしめる腕を解いた。寂しいと思ってしまった自分に、恥ずかしくなる。






「それじゃあ教室まで送ってく。行こ」





「はいっ」






 そっと手を差し伸べてくれる湊先輩の手を取って、二人で保健室を出た。