「莉子ならいますよ! じゃあ、あたしは失礼します!」
そう言い残して、保健室を去っていった。
二人きりという状況に、ひどく緊張してしまう。こっちに近づいてくる湊先輩の足音に合わせて、ドキドキと心臓が高鳴っていた。
「体調どう?」
カーテンを開けて入るなり、ベッドの脇に座る湊先輩。あ……どうしよう。
「はい、もう、平気です……」
好きだって自覚したら、湊先輩の顔が……直視できない。恥ずかしくて、鏡を見なくとも、自分の顔が赤くなっているのがわかった。
「そっか……。ごめんな、やっぱり俺のせいだった」

