溺愛120%の恋♡~クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い~(野いちごジュニア文庫版)






「いたら返事して!!」






 ドンドンと、外から扉を叩く音が聞こえる。紛れもない湊先輩の声に、流れていた涙がさらに止まらなくなる。






「せ、んぱい……」






 声が震えていて、うまく出ない。こんな声じゃ気づいてもらえないと思ったのに……。






「莉子?」







 私の声が聞こえたのか、聞き返すような湊先輩の声がはっきりと聞こえた。






「湊、せんぱっ……助けて……っ」






 喉の奥から、精いっぱい声を振り絞って助けを求める。






「ちょっと扉から離れて!」






 そう言って少しの静寂が流れたあと……。






 ドカンッ!!