お父さんに続き、お母さんも蹴ってきた。

殴られたところにも当たってるからすごく痛い…


それから5分くらい殴ったり蹴ったりを続けていた。

日に日に強く、ひどくなっていく…

抵抗する力もないし、怖くてできない。

2人は気が済んだのかリビングから出ていった。

とりあえず自分の部屋に行かないと…!


自分の部屋に入って、ベッドに倒れ込んだ。

怖くて…痛くて涙が出てきた。


『誰か…助けて……』

お兄ちゃんは2人が怖くて陰でしか助けてくれない…

だから結局は誰も助けてなんかくれないのと一緒…

誰もいないのに…



もう無理・・・

これ以上この家にはいることはできない。

いじめと虐待の両方とも耐えるなんて私には無理だ…


お兄ちゃんには申し訳ないけどこの家を出よう…!

それしか私には無理。


それに…お兄ちゃんならここでも大丈夫。


コンコン

『…はい。』

兄「お風呂」

『わかった。わざわざありがとう』