なんで私ばっかこんな目にあわなきゃいけないんだ・・・

それから全然涙が止まらかった。


『ヒック…ヒック…』

涙がおさまってきたとき・・・

「お前、こんな所で何してんの?」

突然後ろから声をかけられた。

「っ…!なんでもないっ!ほっといて!」

「なんでもなくないだろ。泣いていただろ?」

ピクッと肩が動いた。

ビックリした。

あんまり明るくない中でしかも初対面の人に見破られたから。

この人、すごい…


『いいんです。私は大丈夫ですからほっといてください』

私は冷静にそう言ってベンチに座りなおす。

私が座りなおしたあと金髪の男の人も隣に座った。


何がしたいんだ?この人・・・


「何があったか知らないけど泣きたいなら泣けばいいじゃん。そこまで辛かったんだろ?」