本当の名を探し求めて~出会い~

だって、私にはお父さんがいるから…
と言うより、お父さんが原因なんだけどね!

「そっか~。
あ!やばい!授業の準備しないと!」

「裕泉、今日は初日で授業ないよ。
明日っから授業。だから、準備しなくていい」

「え?そうなの?
な~んだ…焦っちゃって損した~」

「ゆーちゃんって意外とドジっ子だよね。
なんか、可愛い…」

私が、笑っていると頬を膨らませるゆーちゃん。
ポカポカと私の肩を叩いてくるから、
それもまた可愛いすぎる!

「ごめんごめん、これで許して?」

私は、胸ポケットからキャンディーを取り出して、ゆーちゃんの口の中に入れた。

「むきゅ……なにこれ、おいひぃ~♡」

「でしょ?まだ、あるけど…いる?」

私は何個か取り出すと、目をキラキラさせて飴と私を交互に見るゆーちゃんの姿が、あまりにも可愛すぎて…意地悪したくなっちゃう気分…