「そんなことないっ!ただ捨てられたなんて、 絶対そんなことないっ!」 そう強く言う私に、 「お前には分かんねぇだろ。お前の事思ってくれる両親がいて、幸せな家庭で育って、 実の家族に嫌われる気持ちなんか、お前に分かるわけねぇだろ。」 そう言われて、言い返したい思いをグッと呑み込んで、 「もし会いに行くって決めたら、私が ルイの側で一緒にいるから。 独りにしたりしないから。」 そう言って、ベンチから立ち上がり、更衣室へ 向かった私。