懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

シャンパンの泡が喉奥を刺激する。そしてアミューズが運ばれてきて、和やかな雰囲気で食事会が始まった。

緊張気味の私だったが、結斗さんのお母さんが纏う柔らかくて穏やかな雰囲気に、心が徐々に解れていった。

とても優しくて温かい方、そんな印象を持ちつつ、いろんな話をした。

結斗さんのお母さんは今、山梨に住んでいてお花屋さんを経営しているらしい。その傍らブリザードフラワー教室を営んでいるそうで、今日は東京のとあるホテルでその教室の講師を務めるため、こちらに来たらしい。

そういえば、結斗さんと旅行に行ったとき、庭園を回りながら、いろいろと紅葉樹の説明をしてくれて、そのときに植物に詳しいのはお母さんの影響だと言っていたのを思い出し納得していると、

「こちら本日の魚料理のブリュターニュ産オマール海老とホワイトアスパラのグリル アメリケーヌソース添えでございます」

ギャルソンが料理を運んできてくれて私の意識はそちらへと動いた。