懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

白いテーブルクロスとロイヤルブルーの鮮やかな絨毯が印象的なその部屋。頭上を見上げればキラキラと輝くシャンデリア、テーブルや椅子などの家具類はカブリオールレッグの白いもので統一されていて爽やかでラグジュアリーな空間だ。

「それではごゆるりとお過ごしくださいませ」

私たちが席に着くと、支配人の彼はそう言ってその場を離れて行った。

なんだか高級感溢れるこの雰囲気に呑まれ気味だ。そして結斗さんのお母さんとの顔合わせの時間が迫り緊張感が増していく。

「蜜葉、そんなに緊張しなくても大丈夫だ。母は穏やかな性格だし、今はもう彩瀬家からは離れているのだから気を張らなくていい。いつも通りの蜜葉でいてくれればそれでいい」

結斗さんが私の手を握って柔らかなまなざしを送る。

「わ、分かりました」

そんな結斗さんの言葉にコクンとうなずいた少し後に、

ーートントン

部屋に響いたノック音。結斗さんが返事をすると「失礼致します」そんな男の人の声と同時にドアが開いた。