懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

夕食を堪能した私たちは部屋に戻り、しばらくまったりと座り心地がいいソファーに並んで寛いでいた。

リビングの全面ガラス張りの開放的な窓に目をやれば、外はすっかり日が暮れていて、ライトアップされた紅葉樹が幻想的な世界を醸し出している。

「蜜葉、そろそろ露天風呂に入ろうか?」

「……そうですね」

恥ずかしげにコクンとうなずき、テラス横の脱衣所へと向かう。

「とてもいい湯加減で心が落ち着く。蜜葉もゆっくり浸かるといい」

「は、はい!」

先に服を脱ぎ終えた結斗さんが露天風呂に浸かりながら私を手招きするが、恥ずかしさのあまり決心がつかずにいる。

それでもあまり待たせてはいけないと、意を決し服を脱ぎ、白いバスタオルを巻いて結斗さんの待つ露天風呂へと歩んでいく。

そしてチャポンと風呂に浸かれば、吸い付くように肌触りのよい温質と、檜のいい匂いに包まれて思わず笑みが溢れる。

「この景色を見ながら、蜜葉と入る露天風呂は格別だな」

しばらく湯船に浸かりながらライトアップされた紅葉を見つめていると、結斗さんの方へと引き寄せられ、ギュッと抱きしめられた。

「私も同じ気持ちです」

そう答えて結斗さんの方を見れば、宙で視線が絡まり合い、そっと距離が近づいていく。