ゆっくりと駅に向かい歩き出すが、それにしてもバランスを取りづらいし歩き辛い。この際、両靴を脱いでしまいたいが、さすがに素足でここを歩くのは抵抗がある。
駅までの道のりがとてつもなく長くて感じて思わずため息をついたその瞬間。
「蜜葉!」
前方から届いた聞き覚えがあるその声に反射的に視線が流れた。
「結斗さん?」
まさかの人物が目に飛び込んできて、心臓が跳び跳ねて、とっさに逃げようと結斗さんに背を向ける。だけど……
「蜜葉、お願いだから逃げないでくれ。すべてを話すから時間をくれないか? いろいろと悩ませて本当にすまなかった」
結斗さんによって左腕を掴まれて、あっさり捕まってしまった。目の前には切なげな表情を浮かべる結斗さんの姿がある。
結斗さんを見てスーツも髪もびしょ濡れで、そして腕に触れたその手が冷たくなっていることに気がついた。きっと、あれからずっと私を捜し回ってくれていたのだろう。
駅までの道のりがとてつもなく長くて感じて思わずため息をついたその瞬間。
「蜜葉!」
前方から届いた聞き覚えがあるその声に反射的に視線が流れた。
「結斗さん?」
まさかの人物が目に飛び込んできて、心臓が跳び跳ねて、とっさに逃げようと結斗さんに背を向ける。だけど……
「蜜葉、お願いだから逃げないでくれ。すべてを話すから時間をくれないか? いろいろと悩ませて本当にすまなかった」
結斗さんによって左腕を掴まれて、あっさり捕まってしまった。目の前には切なげな表情を浮かべる結斗さんの姿がある。
結斗さんを見てスーツも髪もびしょ濡れで、そして腕に触れたその手が冷たくなっていることに気がついた。きっと、あれからずっと私を捜し回ってくれていたのだろう。

