まさかの結斗さんの行動に私は固まったまま動けずにいる。
「何でここに副社長が?」
一緒にいた笹原がそうつぶやいて目を見開いた。
「芹澤、おまえもしかして……」
何かを察したらしい笹原がそう言いかけたそのとき。
「こんばんは。君は確か経営戦略部の笹原くんだね。君の部の部長からとても優秀だと聞いているよ」
「お疲れ様です。副社長に名前を覚えていただいているなんて、とても光栄ですよ。それにしてもまさかここで副社長と会うなんて、驚きました」
私の前でなされる結斗さんと笹原のそんな会話に、どうしていいか分からなくて視線を下に落とす。
「蜜葉に用があってね」
「芹澤にですか?」
「ああ」
どうやら結斗さんは私のことを待っていたらしい。だけどそんな結斗さんの目を見れない私がそこにいる。
それはさっき見かけてしまったあの一件があるからだ。それに笹原の前で私を“蜜葉”と呼び、私との関係をまったく隠そうとしない結斗さんに戸惑ってしまう。
「何でここに副社長が?」
一緒にいた笹原がそうつぶやいて目を見開いた。
「芹澤、おまえもしかして……」
何かを察したらしい笹原がそう言いかけたそのとき。
「こんばんは。君は確か経営戦略部の笹原くんだね。君の部の部長からとても優秀だと聞いているよ」
「お疲れ様です。副社長に名前を覚えていただいているなんて、とても光栄ですよ。それにしてもまさかここで副社長と会うなんて、驚きました」
私の前でなされる結斗さんと笹原のそんな会話に、どうしていいか分からなくて視線を下に落とす。
「蜜葉に用があってね」
「芹澤にですか?」
「ああ」
どうやら結斗さんは私のことを待っていたらしい。だけどそんな結斗さんの目を見れない私がそこにいる。
それはさっき見かけてしまったあの一件があるからだ。それに笹原の前で私を“蜜葉”と呼び、私との関係をまったく隠そうとしない結斗さんに戸惑ってしまう。

