本当は数年前に会ったことがあるんだけどな。そんな想いが頭に浮かんだが、口にはしない。兎に角、粗相をせずにこの場をうまくやりきるしかない。
「ふたりが知り合いだったとは。世の中は狭いな」
あたふたしていると、マスターが話に割って入ってきて、私がさっき注文したパフェを目の前へと差し出した。
なんだかその顔はニヤニヤしていて……悪い顔をしている気がする。
お願いだから余計なことはしないでって念を込めながら、副社長オーダーのオムナポリを作り始めたマスターを見つめた。
「芹澤さんの中でアネッロの一押しメニューってあったりする?」
「え?」
次の瞬間、副社長の不意うちの質問に私の意識は引き戻された。隣に視線を送ってみれば、優しく微笑む副社長の顔があり、なんだか変に意識してしまって、気持ちが落ち着かない。
「結斗くんとまったく嗜好が同じなんだよね。凄いよね、それって」
そんな私の耳にマスターの声が届いた。
「俺と同じですか?」
「ああ、面白いくらいにね」
今日はマスターがやたらと話に入ってくる。そんな気がする。まぁ、私だけではこの場が持ちそうにないからありがたい気もするけれども。
やはりマスターのさっきの悪そうな顔といい、なんか企んでいるような気がする。
「ふたりが知り合いだったとは。世の中は狭いな」
あたふたしていると、マスターが話に割って入ってきて、私がさっき注文したパフェを目の前へと差し出した。
なんだかその顔はニヤニヤしていて……悪い顔をしている気がする。
お願いだから余計なことはしないでって念を込めながら、副社長オーダーのオムナポリを作り始めたマスターを見つめた。
「芹澤さんの中でアネッロの一押しメニューってあったりする?」
「え?」
次の瞬間、副社長の不意うちの質問に私の意識は引き戻された。隣に視線を送ってみれば、優しく微笑む副社長の顔があり、なんだか変に意識してしまって、気持ちが落ち着かない。
「結斗くんとまったく嗜好が同じなんだよね。凄いよね、それって」
そんな私の耳にマスターの声が届いた。
「俺と同じですか?」
「ああ、面白いくらいにね」
今日はマスターがやたらと話に入ってくる。そんな気がする。まぁ、私だけではこの場が持ちそうにないからありがたい気もするけれども。
やはりマスターのさっきの悪そうな顔といい、なんか企んでいるような気がする。

