今まで溜め込んでいた想いを結斗さんは、ぶつけ続ける。その目には光る物があった。
ずっともどかしさの中で生きてきたのだろう。想い合っているのに向き合うことが許されない両親、そして自身が跡取りであるがゆえの責任と葛藤。様々な感情が結斗さんの中を駆け巡っているんだと思った。そんな結斗さんの背中に、そっと手を添える。
結斗さんと視線が絡まり合い、コクンとうなずくと、結斗さんが柔らかなまなざしを向けてきた。
そして……
「父さん、もうひとりで抱え込まなくていいんです。肩の荷を下ろして自由に生きてください。俺が父さんの跡を継ぎ、会社を担っていきます。俺には支えてくれる、頼もしい人がいる。そして彼女のお腹の中には守り抜かなければいけない大切な命があるんです。だから俺は強くも逞しくも、そして優しくもいれるのです」
「蜜葉さんのお腹の中に……おまえの子がいるのか?」
驚いたような表情を見せるお父さんと視線が交わった。
「はい。お腹の中に結斗さんの子がいます。妊娠が分かったとき、ひとりで育てるつもりでいました。だけど、結斗さんと再会して、三人で幸せな家庭を築きながら、結斗さんのことを支えたいと心から思いました。結斗さんのことを私なりに精一杯支えていきます。だからどうか結斗さんと一緒にいることをお許しください」
そう言って、私は頭を下げ続けた。
ずっともどかしさの中で生きてきたのだろう。想い合っているのに向き合うことが許されない両親、そして自身が跡取りであるがゆえの責任と葛藤。様々な感情が結斗さんの中を駆け巡っているんだと思った。そんな結斗さんの背中に、そっと手を添える。
結斗さんと視線が絡まり合い、コクンとうなずくと、結斗さんが柔らかなまなざしを向けてきた。
そして……
「父さん、もうひとりで抱え込まなくていいんです。肩の荷を下ろして自由に生きてください。俺が父さんの跡を継ぎ、会社を担っていきます。俺には支えてくれる、頼もしい人がいる。そして彼女のお腹の中には守り抜かなければいけない大切な命があるんです。だから俺は強くも逞しくも、そして優しくもいれるのです」
「蜜葉さんのお腹の中に……おまえの子がいるのか?」
驚いたような表情を見せるお父さんと視線が交わった。
「はい。お腹の中に結斗さんの子がいます。妊娠が分かったとき、ひとりで育てるつもりでいました。だけど、結斗さんと再会して、三人で幸せな家庭を築きながら、結斗さんのことを支えたいと心から思いました。結斗さんのことを私なりに精一杯支えていきます。だからどうか結斗さんと一緒にいることをお許しください」
そう言って、私は頭を下げ続けた。

