懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~

「マスター、そろそろシメのヨーグルトパフェお願いします」

「はいよ」

明日も仕事だしパフェを食べて帰ることにした。カウンター席に座りながら、目の前で手際良くパフェを作りだしたマスターを見ていたその時だった。

カランカランカランー

耳に届いた店のドアに取り付けられた鐘の音。どうやら新しいお客さんがやってきたらしい。

視線を送って、目が合っても気まずいからと思い、あえてドアの方は見なかった。

そのお客さんはひとりで来たらしく、私の座るカウンター席の端の席へと腰を下ろした。気配から長身の男の人だというのが分かる。

「マスター、注文いいですか?」

「はい、どうぞ」

席に着いた途端、メニューを見ないで頼むあたり、きっとこの人もこのお店の常連さんに違いない、そう思った。

「オムナポリ大盛りで。トッピングに生姜焼きとポテトサラダ。それから食後にヨーグルトパフェでお願いします」

……え?