溢れ出す結斗さんへの想いを断ち切れずにいる。
今すぐにでも、お父さんの目の前で「分かりました」と言わなければ、と頭がそう叫ぶ。だけど、心がついていかない状態だ。
「芹澤くん、君は話せば分かる人間だと思っている。だが、どうしても君が結斗と別れないと言うならば、こちらも少々強引な手を使わせてもらおうと思っていてね」
「……っ⁉︎」
お父さんがスッと机の上に出した一枚の写真に、思わず目を見開いた。
「君は結斗という男がいるのに、こうやって他の男とも親しげにしているんだろう? 結斗がいなくてもやっていけるじゃないか」
「いや、これは……」
その写真に映っていたのは笹原と私だった。笹原が私の手を引く様子を捉えたものだ。
頭に浮かんだのは、結斗さんとお見合い相手を目撃したあの日のこと。元気がない私を気遣って、笹原が焼き鳥屋さんに連れて行ってくれたときに撮られたと思われるその写真。
そんなにも前から結斗さんのお父さんは私たちの関係を知っていたなんて。
今すぐにでも、お父さんの目の前で「分かりました」と言わなければ、と頭がそう叫ぶ。だけど、心がついていかない状態だ。
「芹澤くん、君は話せば分かる人間だと思っている。だが、どうしても君が結斗と別れないと言うならば、こちらも少々強引な手を使わせてもらおうと思っていてね」
「……っ⁉︎」
お父さんがスッと机の上に出した一枚の写真に、思わず目を見開いた。
「君は結斗という男がいるのに、こうやって他の男とも親しげにしているんだろう? 結斗がいなくてもやっていけるじゃないか」
「いや、これは……」
その写真に映っていたのは笹原と私だった。笹原が私の手を引く様子を捉えたものだ。
頭に浮かんだのは、結斗さんとお見合い相手を目撃したあの日のこと。元気がない私を気遣って、笹原が焼き鳥屋さんに連れて行ってくれたときに撮られたと思われるその写真。
そんなにも前から結斗さんのお父さんは私たちの関係を知っていたなんて。

