声を聞いて。 上

席に着くと
早速同じクラスの応援をした!



留奈「頑張れー4組ー!!!」


普段あまり声を出したりは
しないのだが
今日は高校生活最後の体育祭もあって
いつもよりも声を出して
応援をした。



結「留奈ー!次うちらの出番だからそろそろ入場口いこー!」


そう言われて、歩いていると


「留奈先輩!」


そう言って
声のする方へ振り返ると
可愛らしい顔の男の子が立っていた。
爽やかで、人気がありそうな子だなと思っていると



「留奈先輩!俺2年の海斗(かいと)って言います。写真一緒にとってもらえませんか?」


留奈「いいよ?」


そう言って2人でツーショットを撮った。


留奈「これでいいかな?したらね?」

手を振ってその場から離れようとした時


海斗「あのLINE教えてください!」


そう言って真剣な顔で
言われるので私はLINEを伝えた。


結「留奈!行くよ!」


留奈「はーい!海斗くんまたね?」


結はしびれを聞かせて
私を強く呼んだので
私も急いで結のあとを追いかけた。



結「さっきの子、留奈のファンの子だね?何度かすれ違うとき、いつも留奈の事見てた子だよ。」



留奈「ほぇっ?そーなの?」


私は知らなくて驚いていた