休憩


「葵、新選組の確認して来いよ」

「状況確認してきます」


葵が新選組のもとへ


「何か変わったことはありますか?」

「いや、ないよ」

近藤が微笑む

「体調不良者などありましたら、遠慮なく申し出て下さいね」

「ありがとう」


近藤が以前と変わらない口調で話をしてくれる反面
平隊士らの葵を見る目が変わったことを感じる


そして、そっぽ向いたままの沖田も視野に入る


「葵~」


軽い呼び方で一葵が近づく


「あはっ面倒くさい奴が来たって顔」

無表情な葵の顔を指さす


「確認して来いって言っといて
来るなら、最初から自分で確認しろよ!って?」

「はい」

「人の心を勝手に喋るのやめろって?」

「はい」

「慶喜様が呼んでたぞ
クククッ 先に言えよ!って顔」

「私で遊ぶのやめて!って顔!」


「はいはい ほら 行け
俺は、少し新選組に挨拶して戻る」