数日後



近藤が会津公に呼び出された





「面を上げよ」

「!!!」



会津公の隣にいたのは徳川慶喜

そして

部屋の隅に葵が男装でいた

「浪士組を預かり身分から上げようと思うて其方を呼んだ」

「有難きことでございます」

「だがしかし…其方らの評判が悪い

浪士組筆頭局長である芹沢が元凶という報告を受けた」

「申し訳ありません
芹沢には、十分に話を致します」

「必要ない」

「ですが…」

「葵」

「はい」

「消せ」

「はい」

「お待ち下さい!芹沢は、派手な行動が悪目立ちするものの、心根は優しく、悪ではありません!!!
それに!!葵殿にそのような!!」

「芹沢を野放しにするならば
浪士組を解散させる」

「そんな…」

「葵、近藤に伝えることがあると言っていたな?」

「はい 女中誘拐の裏切り者を突き止めました」

「本当かい!?」

「口の聞き方に気をつけろ
コレは、俺のだ!」