先ほどは、用事だろうと言ったではないかと沖田が近藤を見る

近藤が安堵し沖田と目を合わせる


「総司、よかったな」

「そ…っ そうですね」

「剣術を習っていたんだね?
流派は?」


山南が聞く


「流派は、知りません」

「あ、いや、尋問とかじゃないよ」

葵が気分を害したのではと心配する

「ええ 承知してます
本当に… 知らないんです
それより、芹沢さんは大丈夫ですか?
町では、芹沢さんが火をつけたようになってて… 知り合いには、誤解だと伝えたんですが…」

それで遅くなったのかと3人が納得


「大丈夫!まぁ、女中達を守れなかったことを反省しているようだったよ」

「そうですか…
あの…差し出がましいことですが
芹沢さんが女中達を連れ出すこと
外部に漏れていたから狙われたと考えてます」
 
「歳も同じ事を言っていたよ
山崎君が調べることになったから
直にわかるだろう」