暗闇で沖田と男の気配を感じている土方と違い


はっきりと自分の急所を狙ってくる沖田の太刀筋に、自身が放つ光が見えていることを確信した

男も抜刀し、応戦し、だんだん余裕を無くす


「沖田さん!!離れて!!!」


葵が到着し、男に刀を振る


沖田と刀を交えていたおかげで
男を斬りつけることに成功

葵が男の傷に手を入れる

「ああぁ!!!」


「大人しくして!!!」

葵が手を入れた胸元から
赤い光が取り出され、スッと葵に吸収された

「葵! …何で?あんたらいんの?」

提灯を持ってやってきた一葵が
土方と沖田に固まる

土方は、血まみれの葵の左手に驚く

「大丈夫か!?」


葵が背を向ける


「沖田さん… 助太刀感謝します
でも… 真優の言いつけを破ったことは、許せません
今後、私に関わること全て
考えないようにしてください」

「そんなの無理だ」