「じゃあ、カフェでいいな?」

「さんせーい」

男どもはやる気はなさそう。
寧ろ女子の方が、やる気を出してくれた。
内装は、女子に任せておけばいいだろう

「雨宮」

「何?」

剛君が教室から出た瞬間に話しかけてきた
諒芽と言われた人

「話せる時間あるか?」

話せる時間?
時計を見ると、3時過ぎ

「話して何になるの?
自分たちは、神楽の味方ですってそう言いたいの?」

そんなの真っ平だわ

「ちげぇ」

「じゃあ、何だって言いたいの?
あたしが、神楽の妃だと思っていたのに、アイツの星哉のそばにいないあたしがおかしいとでも言いたいの?」

「!?」

図星か

「あんた達が信じる信じないは勝手だけど
今のあたしに話すつもりはないわよ」

「!?」

それでもきっとこいつらは聞きに来るんだろう。
あたしの居場所を突き止めるなんて、そうそう出来ることじゃないだろうけど

「では、もう1つなぜ、あなたの情報が出てこないのですか?」

あたしの情報?

「麗君にでも聞いたら?」

「は?」

「麗の兄貴のこともクン付けかよ?」

「何?あんた達。あの代の時のメンツはあたしは憶えているし顔なじみよ?」

「嘘だろ?」

「嘘だと思うなら、麗君や玲央君にでも聞いたら?」