フワッ
ん?フワフワしてる?揺れてる?あれ?
なんか体持ち上げられてる?ん?ん?

『え?え?ごめん寝ちゃった。奏海自分で歩けるよ』

「もう着くからこのままでいい。」

『重たいのにごめんね。』

「いや、むしろもっと食べて重たくなれよ。軽すぎる」

抱っこされたままエレベーターに乗り最上階へ

あれ?荷物も全部もってもらってる。

「海耶美悪いんだけど鍵、ポケットから出して玄関の鍵あけてくれないか?」

『あ、うん、わかった!』