空仰げば、遠くにキミ。【完】




「よし」



覚悟を決めると、ステップをし、私はバーへと一直線に向かう。


ポスン


マットに体が落ちる。


ーー跳べた。



「武藤さん、すげー!」



古泉くん、興奮しすぎだよ。


でも、もっと跳べそうな気がする。


次は自己ベストの3.00m。


目を瞑って、自分の跳ぶ姿を想像する。


うん、行ける。


行けるはずだ。